PUNTA(西山邸)|徳島・美馬市の古民家レストラン改修・店舗デザイン


PROJECT OVERVIEW / プロジェクト概要
PUNTA(西山邸)は、徳島県美馬市のうだつの街並みに佇む、明治時代の邸宅をイタリアンレストランへと再生したプロジェクト。2020年のオープンに向け、店舗デザイン・建築設計・グラフィックデザインを担当した。デザイン面積は98.73㎡、席数は36席。歴史ある町家の趣を生かしながら、中庭を囲むテーブル席と3室の個室を備えた飲食空間へとリノベーションした。
U字型の建物の中央に中庭を設け、客席と厨房が庭越しにつながる構成を計画。既存の梁や木組みが伝える建築の魅力に、現代のレストランに求められる使いやすさと居心地を重ねた。
CONCEPT / コンセプト
設計の中心に据えたのは、邸宅が持つ空間の奥行きと、中庭を通して感じられる人の気配。U字型の平面によって離れる客席と厨房を、庭に面した開口部で視覚的につなぎ、店内に一体感を生み出した。庭の緑と、その向こうに見える調理やサービスの風景が、食事の時間に穏やかな活気を添える。
入口付近は2階部分の梁まで見渡せる開放的な空間とし、建物が重ねてきた年月を印象的に伝える構成とした。木の表情を引き立てる温かな照明、落ち着いた家具、真鍮の輝きを組み合わせ、うだつの街並みに息づく町家の風情と、イタリアンレストランの華やぎが調和する空間を目指した。
🪤TRAP POINT / トラップポイント

PUNTAの特徴は、視線の通し方を場所ごとに変えていること。中庭に向かっては見通しを確保し、離れた客席と厨房の気配が届くように設計した。一方、テーブル席の間には部分的に格子を設け、向かい合う客同士の視線を和らげている。光や空間のつながりを残しながら、落ち着いて食事を楽しめる距離感を整えた。

格子には、丸い槌目を施した真鍮をアクセントとして取り入れた。高さに変化をつけた真鍮の表情が照明を受け、木を基調とした店内に繊細な輝きとリズムを生み出す。目隠しとしての機能を、印象に残る意匠へと発展させた。

壁沿いのテーブル席には連続したソファベンチを採用し、来店人数に合わせてテーブルを組み替えられるよう配慮。3室の個室と組み合わせることで、多様な食事の場面に対応した。入口で見上げる梁の迫力から、中庭の眺め、席に着いたときの安心感まで、過ごす場所ごとに異なる魅力を感じられる店舗デザインとしている。
仕掛けのある店舗を。
歴史や場所が持つ魅力を生かしながら、
その店ならではの体験をつくる店舗デザインをご提案します。
新規出店・リニューアル・店舗設計をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
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