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大阪の店舗デザイン・設計事務所|マウストラップ

CITRUS JOURNEY|大阪・本町のカフェ 店舗デザイン・設計

執筆者の写真: 佐伯 浩之|一級建築士
佐伯 浩之|一級建築士
9月15日
読了時間: 3分

更新日:5 日前


PROJECT OVERVIEW / プロジェクト概要

大阪・本町、御堂筋線本町駅周辺に2026年にオープンしたカフェ「CITRUS JOURNEY(シトラスジャーニー)」。高知県をはじめとする四国の生産農家から直送される旬の国産柑橘を、果汁・果肉・果皮まで余すことなく使用したドリンクやスイーツを提供する。マウストラップは、デザイン面積264.0㎡、全70席の店舗デザイン・設計とグラフィックデザインを担当した。


3階建ての店舗は、1階にドリンクカウンターとキッチン、2階に禁煙席、3階に喫煙席を配置。「旅」を共通のテーマに、フロアごとに異なる情景を描き、入口から客席へ向かう時間も含めて楽しめるカフェを計画した。


CONCEPT / コンセプト

コンセプトは、デンマークの街並みや暮らしを巡る旅。ヨーロッパの駅から始まり、街を歩き、その土地に暮らす人の部屋を訪ねるように、階を移るごとに空間の表情が変化する構成とした。


旅の出発点となる1階は、ヨーロッパの駅をイメージ。深い色合いのタイルやアーチ状の装飾、オリジナルの照明によって、クラシカルな駅舎を思わせる空間をつくり上げた。


2階は、デンマークのアパートで暮らす、旅好きな女性の部屋を想定。木の棚に並ぶ雑貨や本、船の模型などを、世界各地で買い集めたお土産に見立てた。黄色やオレンジのアクセントと温かな光を重ね、旅の思い出に囲まれてくつろぐような、親しみのある客席としている。


3階は、お酒を嗜むデンマーク在住のマダムの部屋をイメージ。落ち着いた色の壁面に木の家具やソファ、ボトルやグラスのディスプレイを合わせ、ゆったりと過ごせる雰囲気を整えた。世界の風景や柑橘をモチーフにしたグラフィックを各所に配し、国産柑橘を味わう体験と、異国を巡る旅の物語を結びつけている。



🪤TRAP POINT / トラップポイント

  1. 1階のメニュー看板には、かつて鉄道の発車案内に使われていた反転フラップ式の表示機を採用。文字が切り替わる動きとアナログな音が、駅をテーマにした空間に臨場感を与える。ファサードのブラケット照明と1階のペンダント照明もオリジナルで製作し、通りから店内へと続く統一感を持たせた。



  1. 各階の階高が高く、階段が長いという条件に対しては、上り下りの時間を旅の一場面として楽しめるよう、壁面に地図や街並みのグラフィックを展開。コペンハーゲンの地図やパスポートのスタンプを思わせる図柄、色鮮やかな建物のイラストに立体的な窓枠や植栽を組み合わせ、歩くにつれて新しい景色に出会う階段とした。


  1. 2階の階段スペースには、ヨーロッパの扉2枚を6分割してディスプレイし、その奥にコペンハーゲンの街の写真を配置。3階では、分割した古いスーツケースと、高知で採れる果実を撮影した写真を重ねた。旅を象徴する実物の質感と写真の奥行きによって、異国の風景と柑橘の産地をつなぐ演出としている。



  1. 3階のオリジナルペンダントライトには、世界各地の街並みのシルエットをかたどったグラフィックを採用。客席でふと見上げた先にも旅のモチーフを設け、照明、ディスプレイ、壁面のグラフィックが一体となって、店内を巡る楽しさを生み出している。






仕掛けのある店舗を。

空間のコンセプトから、グラフィックや照明、ディスプレイまで。

その店でしか体験できない、記憶に残る店舗をつくります。


新規出店・リニューアル・店舗設計をご検討の方は、お気軽にご相談ください。







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